やってはいけないこと, 個人再生, 士業

債務整理の初心者はその中身を理解することが大切

債務整理の初心者は、まずその法律の中身をきちんと理解することが大切です。債務整理は、任意整理と特定調停という話し合いで問題を解決する手段と、民事再生と自己破産という強制的に借金を減額させる手段の四つで成り立っています。当然、借金を抱えている初心者は強制的に借金を減額させることが出来る民事再生や自己破産を使おうと考えることが多いのですがすぐにそうした手段を利用できるわけではありません。民事再生や自己破産というのは、法律的な解釈でも債権者にとって非常に不利な権利であると考えられています。

債権者が持っている従来の権利を無理矢理奪ってしまうものであるため、この手段を行使するときには債務者側から正当な理由をきちんと説明しなくてはいけません。また、初心者が勘違いをしていることは、債務整理を利用するときにはそれ相応の費用が必要になるということです。確かに、債務整理は借金を背負っている債務者を救済するための手段なのですが、この手段を行使するときにはまずそれぞれの手段に対応する費用を支払わなくてはいけません。例えば、自己破産ならば行使をして借金が無くなった後に約30万円程度のお金が必要になります。

この費用は行使後に数ヶ月に分けて支払うことが出来ますが、その支払いさえ困難である時には自己破産は使えません。状況によって手段を変えることが基本ですが、実際に債務整理を利用するときには持っている資産があとどのくらいあるのかも考慮する必要があるのです。

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